⼩さな旅気分〜半径5キロの⾮⽇常を味わう!〜

⼩さな旅気分〜半径5キロの⾮⽇常を味わう!〜

社会人生活をスタートさせてから数年が経ったころ、「なんとなく毎日が過ぎていくけれど、本当にこのままでいいのだろうか」「今の仕事がイヤな訳ではないけれど、未来が見えない」といった不安やモヤモヤを感じる人は少なくありません。そんな不安やモヤモヤとは、できればサヨナラしたいですよね?
そこで、それらを吹き飛ばす可能性のある取り組みを、LO活-thinkが5つ考案し、“リアルモヤモヤさん”に試してもらいました。
題して「小さな旅気分~半径5キロの非日常を味わう!~」。毎日をガラッと変えるのではなく、いつもの毎日に、少し変化を加える試みです。

挑戦者について

今回、挑戦してくれるモヤモヤさんは都内のアパレルメーカーに勤務する伊藤さんです。

伊藤さん
東京の大学を卒業後、都内で小売業を行う企業に就職。その後IT企業に転職し、2022年にはアパレルメーカーに転職。現在は同メーカーが本社内に所有するレンタルスペースの企画・運営・管理をしている。今は仕事に対する大きな不満は無いものの、将来のことを考えると不安やモヤモヤを感じることは多い。

モヤモヤについて

台東区にあるアパレルメーカーに勤務する伊藤さん。リモートではなく月~金出社が基本で、催事などが入れば土日の出社もあるそうです。残業が多い会社ではなく、社員同士の人間関係も良好とのことですが、伊藤さんにモヤモヤの現状を聞いてみました。

伊藤さんの日常

伊藤さんの普段の生活はどのようなものでしょうか。居住地は会社から電車で30分ほどの京成線の柴又駅。転職を機に引っ越したそうで、1人暮らしです。食事は外食が基本。休日の過ごし方は読書をしたり、散歩をしたりすることが多いとのこと。自宅で話を伺いました。

5つの取り組みに挑戦!

伊藤さんの普段の生活が分かったところで、早速「モヤモヤや不安とお別れする」ことを目的に「日常に変化を加える」5つの取り組みに挑戦してもらいます。今回LO活-thinkが提案した取り組みは下記の5つ。いずれも、パターン化しがちな日常を変えてみることで、気持ちに変化が生まれることを狙っています。

その1 「通勤の利用駅を変えてみる」
その2 「観葉植物を買って育ててみる」
その3 「フィルムカメラを手に、近所を歩いてみる」
その4 「近所の観光地に一人で行ってみる」
その5 「スマホを持たずに1日過ごしてみる」

挑戦の様子を、動画で見ていきましょう。

 

その1「通勤の利用駅を変えてみる」

まずは、通勤で利用しているいつもの駅を変えてみる試みです。
伊藤さんはいつも自宅近くの柴又駅(京成高砂駅まで歩くこともあるそう)から、会社近くの都営浅草線蔵前駅を利用しています。そこで、降車駅を「浅草駅」に変えて出勤してもらいました。

※Googleマップを編集部で加工

駅を変えれば、目に飛び込んでくる景色が変わります。一体どんな発見があるのでしょうか?

 

その2「観葉植物を買って育ててみる」

次は、見慣れた部屋の雰囲気に変化をもたらす試みです。
伊藤さんに、自宅で観葉植物を育ててもらいました。
実は、ご両親がお花屋さんを営んでいたこともあるという伊藤さん。そのため「花や植物には元々興味がある」とのこと。早速、自宅から徒歩圏内にあるお店でパキラの鉢植えを購入し、インテリアとして自宅に配置しました。植物と一緒に暮らしたことでどんな気持ちの変化があるのか、購入日と1週間後に自宅を訪問します。

 

その3「フィルムカメラを手に、近所を歩いてみる」

3つ目は普段の見慣れた風景を新たな気持ちで見つめ直してもらう試みです。
使い捨てフィルムカメラで写真を撮ってもらいました。「伊藤さんの日常を27枚におさめる」というテーマで近所を散歩・撮影し、後日、現像した写真を見てもらいました。
撮影アングルを決めるために対象をよく観察することや、現像した写真を見ることで、普段は見えていないものに気付くことがあるかもしれません。さて、気持ちに変化は起こるのでしょうか?

 

その4「近所の観光地に一人で行ってみる」

4つ目は、近くにあることは知りつつも、まだ行ったことのない近場の観光地に行ってみる試みです。
「灯台下暗し」ではありませんが、いつでも行ける場所には案外行かないものです。今回訪れたのは、昭和のおもちゃが所狭しと並ぶ「柴又のおもちゃ博物館」。レトロなおもちゃを眺めたり、遊んだり。身近な場所でちょっとした非日常を感じてもらいました。

※訪問先
柴又おもちゃ博物館
→博物館内にはゲームも多く、「楽しむ」ことをしやすそう。葛飾区に玩具メーカーが多いので、地域の再発見的な文脈もある

 

その5「スマホを持たずに1日過ごしてみる」

最後は、今や日常生活で欠かせないスマホを丸1日持たずに過ごしてみる試みです。
今回は、休日の起床後すぐにスマホの電源を切ってもらい、夜まで電源オフのまま過ごしてもらいました。スマホが使えないことで、時間の使い方の変化や、普段あまり意識しないちょっとした不便がありそうです。どんな1日になるのでしょうか?

やってみた感想~1番のおススメは?~

5つの取り組みに挑戦した伊藤さん。挑戦の中で、一体どんな発見があったのでしょうか。そして、モヤモヤした気持ちとお別れするヒントはつかめたのでしょうか?取り組み全体を振り返ってもらいました。

おわりに

LO活-thinkからの5つの提案を、実際にモヤモヤしている伊藤さんに実践してもらいました。
伊藤さんにとって今回取り組んだ5つの挑戦は、それぞれが自分を知ることにつながるものでした。自分自身を見つめ直すことで、モヤモヤに対する向き合い方が変わり、そして今後の働き方のヒントを得られていました。 

LO活-thinkが意図していたのは、いずれも「ルーチン化しがちな日常に小さな変化を起こすこと」です。社会人になった当初は、見るものや触れるもの全てが新しく、毎日が変化に富んでいます。しかし、数年も経つと、現状を俯瞰できるようになったり、良い意味でも悪い意味でも慣れが生まれたりすることで、モヤモヤしてしまうことがあります。 

そんなモヤモヤを解消するには、変化を起こすことです。一口に変化と言っても、転職や移住といった大きな変化から、今回ご紹介したような小さな変化までさまざまあります。停滞はモヤモヤのもとですから、今、なんとなくモヤモヤを感じている人は、ぜひ何かしらの変化を自らの暮らしに作ってみてください! 

 

※この記事に掲載されている情報は、20233月にサイトに公開した時点での情報です。