厚生労働省の学習支援制度でリスキリングしよう!

学び直すことで、キャリアの選択肢が増えてくる

日々の生活の中で何かしらモヤモヤを感じている皆さんは、もしかしたら同じことを繰り返す毎日になっていませんか? 毎日にちょっとした変化を起こすことで、そのモヤモヤをなくすことができる可能性があります。

例えば、「リスキリングのために勉強する時間をつくってみる」なんていうのは、どうでしょうか? 今の仕事に関するスキルを磨くだけでなく、新たな分野の知識を学ぶのもいいでしょう。学び直すことで仕事の幅も広がり、ご自身のキャリアについても選択肢が増えてくると思います。

今回は、そんないろいろな勉強にチャレンジする際に活用したい、厚生労働省の学習支援制度を2つご紹介します。

※リスキリングとは…現在とは異なる職務や新たな分野のスキルを獲得する/させること

 

教育訓練給付制度

最初にご紹介するのは、多くの人が利用できる「教育訓練給付制度」です。

教育訓練給付制度とは

厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講し、修了した際に、受講費用の一部が雇用保険から支給される制度です。

対象の教育訓練は約15,000講座もあり、オンラインで受講ができたり、夜間・土日に受講ができたりする講座もあります。

プログラミングやデザインなどのIT/クリエイティブな分野や、語学の習得、医療・介護の資格取得、中小企業診断士や税理士などの専門資格の取得を目指すコースなど、幅広く揃えられています。インテリアコーディネーターや着物の着付けといったファッション分野の講座もあります。

これだけ幅広い分野の講座が揃っていれば、現在の仕事の延長線上のスキルだけでなく、新たなスキルを身に付けるチャレンジも可能です。

「教育訓練給付制度で受講可能な講座例」の詳細は、以下をご覧ください。
▶国から支援を受けられる主な資格・講座リスト(pdf)

教育訓練の種類

教育訓練は、そのレベルや学習期間などに応じて、専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練の3種類があります。

1.中長期的キャリア形成に資する教育訓練が対象となる「専門実践教育訓練」

2.速やかな再就職及び早期のキャリア形成に資する教育訓練が対象となる「特定一般教育訓練」

3.雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練が対象となる「一般教育訓練」

 

各訓練によって、開講している講座内容や、受講費用の給付率(20%~最大70%、上限あり)が異なります。以下の図および「教育訓練給付制度 検索システム」を参考にしてください。
▶教育訓練給付制度 検索システム(厚生労働省)

 

教育訓練に関する3つの分類

▶「教育訓練給付制度」(厚生労働省)

教育訓練給付制度は、全国のハローワークを通じて申し込むことができます。
▶全国ハローワークの所在案内

 

※注:教育訓練給付を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件があります。
詳しくはこちら(pdf)  をご覧ください。

ハロートレーニング

次にご紹介するのは、しごとをお探しの方が利用できる「ハロートレーニング」です。キャリアアップや希望する就職を実現するために必要な職業スキルや知識を習得することができます。

「ハロートレーニング」とは

しごとをお探しの方を対象とした原則無料(テキスト代は自己負担)の職業訓練制度です。一定の条件をクリアしていれば、雇用保険の各種手当や給付金で、訓練受講中の生活費もサポートされる仕組みになっています。学び直すことで、自信をつけて次の職場へ向かえるよう、ハローワークや訓練実施機関が手厚く就職支援まで行うことが特徴です。

豊富な講座内容

学習分野は大きく9つのコースに分類されています。次の仕事に直結するように、IT(Web制作やプログラミング)、電気工事、医療介護などの専門分野が多いですが、「OA事務」のコースでは、簿記や表計算などを学べる講座もあります。

「ハロートレーニング」の9つの訓練コース(科)

※厚生労働省 ハロトレ特設サイト「訓練コース・関連資格の例」よりLO活編集部で作図

各コースの詳細は、以下をご覧ください。

▶厚生労働省 ハロトレ特設サイト「こんな人におススメ 訓練コース・関連資格の例」

安心の就職サポート

「ハロートレーニング」の魅力のひとつが、手厚い就職サポートです。
訓練受講前、訓練受講中、訓練終了後に、ハローワークや訓練実施機関が、キャリアコンサルティングや職業紹介などの「就職支援」を行います。雇用保険を受給できる方は、雇用保険を受給しながら訓練を受講することができますし、雇用保険を受給できない方も、一定の要件を満たす場合は職業訓練受講給付金を受けることができます。

「ハロートレーニング」の詳細は、以下をご覧ください。
▶ハロトレ特設サイト

エリア別のハロートレーニング開設講座が、以下で検索できます。
▶ハローワーク インターネットサービス 職業訓練検索
※コース種別は、「公共職業訓練」「求職者支援訓練」を選択する

応募するには、お近くの全国のハローワークを通じて申し込むことができます。
全国ハローワークの所在案内

受講を決める際の注意点

今回ご紹介した制度は、ともに受講に関する給付金があります。
そのため、受講に当たり十分に留意していただきたいことがあります。

「教育訓練給付制度」は、「受講が修了した際」に受講費用の一部が給付される制度なので、しっかりと最後まで学び続ける必要があります。一方、「ハロートレーニング」は、ハローワークの窓口で申し込みをした後、面接・筆記試験などの選考があります。その選考に合格した方のみが、申請・受講できる仕組みになっています。
つまり、ともに「本気で学ぶ」ことが条件だと言えるでしょう。

リスキリングで、仕事の選択肢を広げる

今回は、リスキリングのための厚生労働省の学習支援制度をご紹介しました。
モヤモヤを抱える毎日の中に、このような学習支援制度を利用した学び直しの時間を持つことは、日々の生活のリズムを変え、心境に変化を起こします。さらに、学び直しの結果、仕事の選択肢を広げることにもつながります

ちなみに、「ハロートレーニング」における就職率は訓練の分野にもよりますが、約6割から8割のものが大半となっています。近年注目されているITやマーケティングなどのスキルを学んでおけば、市場価値の高い人材になることも可能です。特に地方では、そのようなスキルを持った人が求められています。

ぜひ、厚生労働省の学習支援制度を活用して、新しい自分と出会ってください。

 

※この記事に掲載されている情報は、2023年12月にサイトに公開した時点での情報です。