モヤモヤ解消のための
5つの質問
~質問1~

質問1:
仕事以外の要因を
考えよう

あなたは社会人になって、新たな道を歩んでいます。
きっと、これまで生きてきた経験の中で、興味ある分野の仕事を選び、その道を歩み始めたことと思います。

でも中には、既に迷子になりかけている人もいるかもしれません。

自分の選択は正しかったのだろうか…
そんな「不安を感じている人」もいるのではないかと思います。

早速、質問に答えながら「モヤモヤ」の要因を探していきましょう。

「仕事以外の要因」に対しての「モヤモヤ」「不安要素」はないという人は、この質問を飛ばして次の質問へ進んでも結構です。

質問1:仕事以外で「モヤモヤ」していることはありますか?

質問1では、「仕事以外の要因」をチェックします。
いきなりそんなことを言われても、すぐに思いつかないという人も多いでしょう。
そのため、いくつかのヒントを用意しました。そのヒントに沿って、思い当ることを書き出してみてください。

下記ボタンからワークシートをダウンロードしてプリントアウトすると、やりやすいと思います。ぜひ、活用してください。

PDFPDFダウンロード

また、「どのように回答すればいいか分からない」という人のために、サンプル回答例(PDF)も用意しました。こちらも参考に、自分の答えを書き込んでみてください。

PDFサンプル回答 PDFダウンロード

【ヒント1:都会暮らしに「モヤモヤ」していませんか?】

もしあなたが、東京などの都心に暮らしている場合、「都会暮らしという環境」に対して「モヤモヤ」している可能性はありませんか?

東京は言うまでもなく世界に誇る魅力的な都市ですが、都会生活が苦手だという人もいると思います。そのあたりを一緒に考えていきましょう。

都会には下図のような「モヤモヤの種」があると言われています。

該当するものはありませんか?
上図を参考に、「都会暮らし」に対する「モヤモヤ」を書き出してみましょう。

●コロナ禍で、都会に「モヤモヤ」?
今回のコロナ禍で、都会に対して不安を感じた人は多いようです。
就職情報会社 株式会社学情の調査では、都会から地方への転職を希望する方がコロナ後に14%も増えて、36%が地方への転職希望者になったといいます。

※タップでグラフが拡大します。

人口密度が高い都会では、新型コロナウイルスの感染者数が圧倒的に多く、その数字に恐怖を感じた人も多いと思います。また、「3密を避ける」といっても、都会は「密閉、密集、密接」の3密がたくさん存在します。電車に乗るのも怖い、買い物をするのも怖いと感じた人もいるでしょう。

●「首都直下型地震」は、今後30年以内に70%の確率で発生
さらに東京には、自然災害のリスクもあります。
「首都直下型地震」は今後30年以内に70%の確率で起きると予測される、マグニチュード7程度の大地震。最悪の被害想定は、死者2万3000人、けが人12万3000人、避難者数は720万人に達し、経済的被害は国の年間予算に匹敵する95兆円と想定されています。

※タップで図が拡大します。

●「地方移住希望者」は10年で13倍に
このような感染症や自然災害という視点から、「都会にリスクを感じるようになった」という人もいると思います。

そのような人は、暮らす場所・仕事場所を地方に移すという発想で、不安を払拭することもできます。実際に、都会から地方へ移住したいと考える人は「年々増加」しています。

地方移住を支援するNPO法人ふるさと回帰支援センターでは、同センターへ来訪や問い合わせを行った人が、2009年の3,823人から2019年の49,401人と、10年間で45,000人以上(13倍)も増えているのです。

※タップでグラフが拡大します。

コロナに限らず「都会暮らし」に対する不安や「モヤモヤ」がある人は、書き出してみてください。

【ヒント2:趣味・生活を楽しめてますか?】

続いては、「暮らし」に関する要因を考えてみましょう。
あなたは「趣味・生活」を楽しめてますか?

●場所が要因で趣味を楽しめてない?
例えばサーフィンが趣味の人は、休日にサーフィンを楽しめてますか?
テレワークができれば、海の近くに住み、毎朝サーフィンをしてから仕事をすることもできます。しかし「仕事を中心に考えて都会暮らしを選んだから、なかなか趣味のサーフィンができずにいる」という人もいるのではないでしょうか?

趣味や生活への不満やストレスが積み重なって「モヤモヤ」へ発展する可能性もあります。
そのようなケースが思い当る人は、書き出してください。

●金銭的な要因で余暇を楽しめてない?
休日は開放的な気分になりたいのに、「遠出するとお金がかかる」などの理由から、家にこもったりしてませんか?

都会は生活コストがかかります。特に一人暮らしは「家賃」の負担が大きいですよね。そんな生活コストを気にして、「いろいろなことを我慢する」ことはありませんか?

金銭的に「余暇を楽しむ余裕はない」とあきらめていることがあれば、書き出しましょう。

●人が多いし、どこに行くのも時間がかかる?
都会では「どこに行くのも混んでいて時間がかかる」と出不精になっている人はいませんか?

都会には、エンターテインメントを楽しめるスポットや、ファッションを楽しめる希少な路面店、食べ歩きを楽しめる観光地など、地方にはない東京特有の場所がたくさんあります。しかし人気スポットの休日は、どこも混雑しています。

そんな、都会特有の「混雑・時間がかかる」という面で、「モヤモヤ」していることがあれば、書き出してください。

【ヒント3:新しい環境で出会った人や友人との関係は良好ですか?】

休日は、誰とどのように過ごしていますか?
友人や大切な人との時間で、きちんとOFFを楽しめていますか?
また、会社など新しい環境で出会った人との人間関係は良好ですか?

●友人との時間を楽しく過ごせてますか?
社会人になると、学生時代の友人と会う機会が減ってしまうことが多いものです。
社会人になった今、休日は誰と過ごしてますか?

必ずしも親しい友人との時間がなければならないという訳ではありません。
もちろん一人で趣味に没頭するなど、一人で充実した時間を過ごせる人もいると思います。

ただ、学生時代と違い社会人になると、親しい仲間と時間を合わせて集まるのは、思った以上に難しくなったのではないでしょうか?

学生時代を思い返して、仲間との楽しい時間の過ごし方がどう変化したか、という視点から「できなくなったこと」を書き出してみましょう。

●新しい環境で友人はできましたか?
社会人になってから、新しい友人や大切な人はできましたか?
いきなり会社の人とプライベートを共にするような関係を作るのは難しいかもしれません。
休日に趣味を楽しめている人ならば、その趣味から仲間が増えることもあるかもしれませんが、部屋に閉じこもってしまうと、なかなか仲間と楽しい時間を過ごすチャンスが生まれないですよね。

都会の一人暮らしは意外と孤独を感じると言われます。「親しい人との時間を作れないこと」や「会社などでの新しい人間関係」が、気付かぬうちにストレスにつながっている可能性もあります。

新しい環境での友人関係で気になることがあれば書き出してみましょう。

【まとめ:仕事以外の要因を考えよう】

これまで3つのヒントについて、『仕事以外で「モヤモヤ」していること』を書き出してもらいました。

最後に、それらを改めて見直し、気付いたことがあれば最後のまとめ欄に書き加えてください。その際に、書き出した内容を「自分事」ではなく「他人事」として俯瞰してみるのも良いと思います。

例えば、前述のサーフィンが趣味の人は、「テレワーク」ができる環境を手に入れれば、都会ではなく海の近くに引っ越して、サーフィンを満喫できるかもしれません。「自分事」で考えると、「そんな簡単にテレワークは認められない」とか現実的に考えるかもしれませんが、「他人事」なら客観的に考えられますよね?

また休日に楽しい時間を過ごす仲間が社会人になってから減ってしまった、あるいは休日を楽しく過ごせていないと気づいた人は、趣味を楽しめる場(例えば料理教室などの習い事やスポーツクラブ、好きなスポーツチームの試合会場、FacebookなどのSNSで募集している趣味のイベントなど)で、共通の趣味を持った友人を作ることもできると思います。

このように、モヤモヤ解消に向けたアイデアがあれば、併せて書き残してください。

質問1はこれで終了です。書き出せた人は、次の質問に進みましょう。

もしも一人で答えていくのが難しいと思った場合は、下記の「無料相談」をご利用ください。専属のキャリアカウンセラーが、対面あるいは、WEBや電話の面談でサポートしながら、一緒に「モヤモヤ」の原因を探し、どのようにしたら「モヤモヤ」が解消するのか考えます。
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