モヤモヤ解消のための
5つの質問
~質問3~
質問3:
仕事環境・人間関係に
ついて考えよう
仕事環境・人間関係に
ついて考えよう
社会人になると、「学生時代とは人との付き合い方が変わる」と感じた人も多いのではないでしょうか。
学生時代と違い社会人の人付き合いは、自分の好き嫌いや、合う・合わないだけでは決められません。しかも、その関係性が社内だけではなく、取引先・お客様などに広がってくると、また気の遣い方が変わってきます。だからこそ、人間関係に「モヤモヤ」している人も多いのです。
そこで今回は、「仕事環境・人間関係」について考えます。
仕事環境も人間関係も良好で、「モヤモヤ」や「不安要素」はないという人は、この質問を飛ばして次の質問へ進んで結構です。
質問3:仕事環境・人間関係について考えよう
仕事環境も人間関係も自分だけでは解決が難しい問題です。特に「仕事環境」は、学生時代にイメージしていたものと違っている人も多いかもしれません。
早速、下記のヒントを参考に「モヤモヤ」要因を探していきましょう。
下記ボタンからワークシートをダウンロードしてプリントアウトすると、やりやすいと思います。ぜひ、活用してください。
また、「どのように回答すればいいか分からない」という人のために、サンプル回答例(PDF)も用意しました。こちらも参考に、自分の答えを書き込んでみてください。
【ヒント1:うまくできない仕事はありませんか?】
仕事って、最初は誰でもうまくできないものです。
コツをつかむまでがしんどいんです。
だからもし、今「うまくできない仕事」があって「モヤモヤ」している人がいても、あきらめないでください。何度も繰り返せば、必ずコツをつかめるようになります。
「うまくできない仕事はない」という場合は、次のヒントへ進んで結構です。
●仕事のやり方は教わってますか?
まずは、そもそもの状態確認です。
今「うまくできない仕事」がある場合、その仕事のやり方は先輩や上司から教わりましたか?
「社員教育」については、社風が強く表れます。
きちんと引き継ぎ資料などの書類をもとに先輩が教えてくれるケースもあれば、まずは自分で考えてチャレンジしてみて分からないことを質問してごらんというケースもあります。ただ、何も教えてもらえない場合は、インターネットや書籍などで調べることができるとはいえ、やはり不安が募ると思います。
教育を十分に受けられないことは「モヤモヤ」要因になり得ますから、該当する人は書き出しておきましょう。
●どんな対策をしてますか?
うまくできない仕事がある場合、先輩や上司に聞くこと以外に、あなたは自分なりの対策をしていますか?
例えばインターネットで仕事のコツを調べたり、無料講座などのコンテンツで学習したり、書籍を読むなど、自分でできる学習方法はいくつもあります。
あなたがすでに実践している、あるいはやってみようと思っているスキルアップ手法があれば、書き出してみてください。さらに、その学習方法で「上手くできない」などの悩みがあれば、それも書き出しましょう。
〜ケーススタディもチェック!〜
仕事の「力不足を感じる」について人材会社で働くキャリアアドバイザーが見た、転職時の成功例・失敗例をケーススタディで紹介しています。そちらも参考に、仕事の「力不足を感じる」について考えてみてください。
【ヒント2:会話を避けたい上司や同僚などはいませんか?】
会社に怖い上司や性格の合わない同僚などはいませんか?
きっと誰でも一人や二人、苦手な上司・同僚はいるものです。
しかし社会人になると、苦手だからと避ける訳にはいきません。ここでは、そんな人間関係の「モヤモヤ」を考えてみましょう。
「会話を避けたい上司や同僚はいない」という場合は、次のヒントへ進んで結構です。
●苦手な上司・同僚
まずは、苦手な上司・同僚の顔を思い浮かべてください。
その人の、どんな部分が苦手ですか?
「何も教えてくれないのに怒る先輩」「自分の仕事を押し付けてくる同僚」などは、理不尽ですよね?それは当然「モヤモヤ」すると思います。
また、「終業時間直前に、新たな急ぎの仕事を頼まれる」なども、なかなか断ることができず「モヤモヤ」するという人が多いと思います。
そんな理不尽なことを言う上司・同僚の言動について書き出してみましょう。
●怖い上司・先輩
続いて、いつも怒られるような怖い上司や先輩などはいませんか?
きっと若いうちは、「怖いから苦手」という上司や先輩の一人や二人はいると思います。
ただ、「怒られる理由」「怖い理由」を考えてみてください。
「与えられた仕事が期日までに出来ていない」「提出した書類がミスだらけだった」「会議に遅刻が多い」「会議で何も発言しない」などの理由はないですか?
また「提出する書類に自信がない」「いつもミスしているから、今回もミスがあるのではないかと不安」「要求のレベルが高いので、対応できるか不安」などの理由はないですか?
ここでひとつアドバイスです。
若い時は、誰でもそんな不安を持っているものです。
ただ、経験を重ねると、上司や先輩から怒られる頻度も減ってきます。仕事のコツがつかめてくるからです。怒られるのは怖いかもしれませんが、指摘されたミスを繰り返さないよう、経験を重ねていってください。
上記のようなヒントをもとに、会話を避けたい上司や同僚の理由を書き出してみましょう。
〜ケーススタディもチェック!〜
「人間関係」について人材会社で働くキャリアアドバイザーが見た、転職時の成功例・失敗例をケーススタディで紹介しています。そちらも参考に、「人間関係」について考えてみてください。
【ヒント3:面倒だと思う仕事はありませんか?】
仕事は楽しくて仕方がないという人でも、「面倒だと思う仕事」が一つや二つはあるのではないでしょうか?
その「面倒に感じる仕事」が、「モヤモヤ」の要因になっているかもしれません。
続いては「面倒だと思う仕事」について考えます。
「面倒だと思う仕事はない」という場合は、次のヒントへ進んで結構です。
●面倒だと思う仕事の内容は?
では、具体的に「面倒だと思う仕事」をイメージしてください。
「報告書の作成」「外出先からタイムカードを切るためだけに帰社すること」「会議の議事録作成」「自分がやりたくない内容の仕事」「単純作業を大量に続ける仕事」「依頼者の要求が次々変わるので終わらない仕事」「自分の考え方とは異なる方向性で対応すべき仕事」など、書き出したらキリがないですね。
今あなたが担当している仕事の中で、「面倒だ」と思っている業務を書き出してみましょう。
●「面倒だと思う仕事」が存在する理由を考える
では次に、「面倒だと思う仕事が存在する理由」を考えてみてください。
先程例にあげた「面倒だと思う仕事」を、いくつかに分類してみましょう。
よくあるのが、「会社のルール」によるもの。
「報告書の作成」や「外出先からタイムカードを切るためだけに帰社すること」は、社内ルールによっては不要な場合もあります。外出先から直接帰宅する場合は、その旨を報告しておけばタイムカード処理が不要な会社もあります。また「報告書」も、日報などの毎日の報告書がない会社もあり、上長への報告方法も社内ツールで簡単に報告するような会社もあれば、1週間分をまとめて行ったり、月報のような形で月ごとにまとめて行う会社もあります。
続いては「誰かがやらなければならない」もの。
「会議の議事録作成」「自分がやりたくない内容の仕事」「単純作業を大量に続ける仕事」などは、自分は面倒だけれど、きっと誰かがやらなければならない仕事です。
これは「当番制」にして、みんなで順番に担当するなどの対応をしている会社が多いのではないでしょうか。
最後が、仕事相手や自分の指向性に関係する仕事です。
「依頼者の要求が次々変わるので終わらない仕事」「自分の考え方とは異なる方向性で対応すべき仕事」などは、これに当たります。
ここは、相手がある話なので、「モヤモヤ」することも多いと思います。困ったときは一人で抱え込まずに、先輩などに相談してみましょう。
上記のようなイメージを膨らませて、「面倒だと思う仕事が存在する理由」に関して「モヤモヤ」することを書き出してください。
〜ケーススタディもチェック!〜
「会社のルール」について人材会社で働くキャリアアドバイザーが見た、転職時の成功例・失敗例をケーススタディで紹介しています。そちらも参考に、「会社のルール」について考えてみてください。
【ヒント4:会社に不満はありませんか?】
「質問2」では、業界や会社に対する「不安」を書き出してもらいましたが、今回は「不満」について考えてみましょう。
特に「不満はない」という人は、先に進んでいただいて結構です。
●不満を書き出してみよう
入社前の面接では「うちは社員を大事にする」と言っていたのに、まったくそんなことはないとか、「先輩が上司から理不尽な怒られ方をしていて心が痛む」といった気持的なものから、「世の中テレワークとか言われているのに、うちの会社は全員にパソコンの支給すらされていない」「家賃補助がない」「生理休暇が取れない」といった条件的なものまで、不満の種類は尽きません。
では、あなた自身が感じている会社に対する不満を、書き出してみてください。
●理不尽だと思うことはありますか?
「理不尽だ」と感じる「不満」もあるかもしれません。
「女性はなかなか出世できない」や、「どう考えても業務時間内に処理できない仕事量を与えられる」とか、「セクハラ・パワハラが日常的に行われている」など、明らかに問題なことは「モヤモヤ」ではなく「問題」だと認識すべきです。「モヤモヤ」とは別なものとして書き出してみてください。
また、「問題」とまでは言えないが、「明らかに理不尽だ」と感じるようなエピソードがあれば、それも書き出しておいてください。
例えば、「部下の手柄を上司の手柄にする」「上司の失敗を部下の失敗にする」「その時の気分で指示の内容が変わる」「業務や責任が増えているのに給料が変わらない」「人が減っているのに、仕事は増えている」のようなものが該当します。
〜ケーススタディもチェック!〜
会社の不満の中でも特に「福利厚生」について人材会社で働くキャリアアドバイザーが見た、転職時の成功例・失敗例をケーススタディで紹介しています。そちらも参考に、会社の不満の中でも特に「福利厚生」について考えてみてください。
【まとめ:仕事環境・人間関係について考えよう】
これまで4つのヒントについて、『仕事環境・人間関係について「モヤモヤ」していること』を書き出してもらいました。
今回は、苦手な先輩・上司について、ちょっと考えてみましょう。
苦手な先輩・上司の「モヤモヤ」の要因として、「いつも怒られる上司が苦手」とか「厳しい上司なので話すだけで緊張する」などの例を、ヒントとして以下のように紹介しました。
「いつも怒られる」という場合、理不尽に怒られているのでしょうか?
「怒られる理由」も考えてみてください。「与えられた仕事が期日までに出来ていない」「提出した書類がミスだらけだった」「会議に遅刻が多い」「会議で何も発言しない」などの理由はないですか?
また「厳しい上司なので話すだけで緊張する」ケースはどうでしょう。
「緊張する理由」を考えてみてください。「提出する書類に自信がない」「いつもミスしているから、今回もミスがあるのではないかと不安」「要求のレベルが高いので、対応できるか不安」などの理由はないですか?
先程の上記ヒントについて、これらの理由を「他人事」として俯瞰してみましょう。
仕事を期日までにミスなく行い、会議には時間通りに出席してきちんと自分の意見を発言する、書類を提出する場合は、上司に提出する前に親しい先輩に見てもらって上司の要求するレベルの書類を用意しておく、こんな対処で「モヤモヤ」は解消しませんか?
最後にこれまでの質問と同様に、書き出した「モヤモヤ」要因をいろいろな視点で俯瞰して感じたことを最後の枠に書いてください。
質問3について書き出せた人は、次の質問に進みましょう。
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